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ヘンプシードオイル

ヘンプシードオイル

食用にも美容にも合うオイルとして、ヘンプシードオイルが話題になっているのをご存知でしょうか?
それもそのはず、ヘンプシードオイルにはわたしたち現代人に不足しがちなミネラルなどの栄養素が豊富で、スーパーフードとしても注目される存在です。
そこで、この記事ではヘンプシードオイルに期待される効果・使い方・注意点・選び方・CBDとの関係性について詳しく解説します。

目次
  1. ヘンプシードオイルの概要
    1. ヘンプシードオイルとは?
    2. ヘンプシードオイルの歴史は古代から
    3. ヘンプシードオイルの手触り感は?
    4. ヘンプシードオイルの製法は?
    5. ヘンプシードオイルの色と香りは?
    6. ヘンプシードオイルの保存期間
  2. ヘンプシードオイルとCBDとの関係性に注目
    1. THC とCBDの2大カンナビノイドに要注目
    2. CBDとは
    3. ヘンプシードオイルとCBDオイルとの決定的な2つの違い
  3. ヘンプシードオイルの成分と栄養素に注目
    1. 3種類もの必須脂肪酸がバランス良く配合
    2. ●ヘンプシードオイルはミネラルが豊富
    3. 食物繊維
    4. 必須アミノ酸
    5. トランス脂肪酸フリー
  4. ヘンプシードオイルに期待される4つの効果とは
    1. 素肌を美しくする効果
    2. 美髪の効果
    3. 太りやすい体質を改善する効果
    4. 認知症対策として
  5. 【食事編】ヘンプシードオイルのおすすめの4つの使い方
    1. 野菜サラダ・マリネ・カルパッチョにおすすめ
    2. 冷たいスープに
    3. ヨーグルトやシリアルのトッピングに
    4. ●野菜ジュースやスムージーに
  6. 【美容編】ヘンプシードオイルの効果的な使い方
    1. 夜のスキンケアにヘンプシードオイルをちょい足し
    2. ヘンプシードオイルで頭皮・美髪ケア
    3. 手足のかさつきが気になる部位に保湿対策
  7. ヘンプシードオイルを使う前に知っておくべき4つの注意点
    1. 食用は生食が基本・加熱調理はNG
    2. 過剰摂取は禁物
    3. 体調・体質により使用量を適度に調節すること
    4. 消費・賞味期限の目安を守ること
  8. 品質の良いヘンプシードオイルの上手な選び方
    1. 有機ヘンプシードオイルを選ぶ
    2. 純度の高さで選ぶ
    3. 目的・用途に見合うものを選ぶ
    4. 低温圧搾法で作られた製品を選ぶ
    5. 信頼性の高い通販サイトや店舗で購入
    6. 中古品の購入はNG
  9. まとめ

ヘンプシードオイルの概要

ヘンプシードオイルとは?

一般的にヘンプシードオイルとは、植物の麻の実から抽出されたオイルのことを指します。
麻の実と聞いてもあまりピンとこないかもしれませんが、実はその正体は麻の種子です。
麻の種子を抽出して搾り出された液体のオイルが、ヘンプシードオイルです。
ヘンプシードオイルの実物を見たことはなくても、麻の種子であるヘンプシードは何度か見かけたことのある方も多いのではないでしょうか。
原材料のヘンプシードは、亜麻油の原材料であるフラッグスシードと同様に、スーパーフードとしても注目を集めています。

ヘンプシードオイルの歴史は古代から

今になってヘンプシードオイルが食用や化粧品として注目されるようになりましたが、その原材料である麻は、古代からすでに海外では日常的に使われてきたという歴史があります。
そこで、ヘンプシードオイルの歴史を紐解いてみたいと思います。
食用や化粧品としてのイメージが先行していますが、今から3000年ほど前には、すでに建材や衣類の原料として、麻が用いられてきたと言われています。
麻の実であるヘンプシードは、食品・化粧品以外の分野でも印刷用のインク・溶剤・油性塗料など今も、幅広く使われています。

ヘンプシードオイルの手触り感は?

油の種類によってはべとつきがしつこいものもありますが、ヘンプシードオイルはどのような手触り感なのでしょうか。
油特有のねばっこい感じや不快なべとつき感がなく、肌に触れてもサラサラした手触りです。化粧品としてヘンプシードオイルが用いられる理由のひとつとして、人間の皮膚とのなじみやすさが挙げられます。

ヘンプシードオイルの製法は?

ヘンプシードオイルの原料は麻の小さな種子ですが、どのような製法で液体のオイルが作られているのでしょうか。
一般的に食用油や精油が作られる場合、水蒸気蒸留・溶剤抽出・圧搾・油脂吸着・二酸化炭素抽出などの方法があります。
現在、市場に出回っているヘンプシードオイルは、圧搾法で作られたものが多いです。
圧搾法とは、原材料である麻の種子に対して適度に圧をかけて搾り、低温で抽出するコールドプレス、低温圧搾法とも呼ばれる方法です。ヘンプシードオイルは加熱に弱いため、高熱を加えて搾って作られるケースは少ないです。
低温で搾ることにより、ヘンプシード本来の風味と栄養素を壊さないように抽出することが可能です。
溶剤抽出法の場合は、蒸留の技術を駆使して不必要な溶剤を除去する必要がありますが、100%カットするのは難しいです。溶剤を用いることにより、不純物が除去されるとともに、ヘンプシード本来の風味や栄養素を逃してしまうこともあります。
低温圧搾法意外の方法で製造されるケースが少ないのはそのためです。

ヘンプシードオイルの色と香りは?

ヘンプシードオイルの色は、製法や純度などによっても格差があります。
新鮮なヘンプシードオイルの色は、薄い黄色からエメラルドグリーンに近い色合いです。
ナッツのような香りがするとも言われていますが、製品の種類・製法などにより、違いがあります。

ヘンプシードオイルの保存期間

ヘンプシードオイルは、1度購入したら永久的に保存することはできません。
製造する段階では新鮮な状態であっても、製品化されてからは日に日に品質が劣化します。
一般的に、ヘンプシードオイルの保存期間は、未開封の場合は約2年が目安です。
1度開封した場合は、開封した日から2か月~3か月程度が目安となります。
たった1度でもフタをあけると、空気が入り込み、酸化を引き起こす原因となります。つまり、ヘンプシードオイル本来の風味と香りを損なうというわけです。
安全に品質管理を行うためにも、製品を購入したらすぐに消費・賞味期限を確認しておくことが大事です。

ヘンプシードオイルとCBDとの関係性に注目

ヘンプシードオイルとは?
ヘンプシードオイルとは?

冒頭にもお伝えした通り、ヘンプシードオイルの原材料は植物の麻 (ヘンプ) です。
麻に対して、わたしたち日本人は何かと悪いイメージばかりがつきまとうものです。
麻すなわち大麻であり、幻覚症状などの副作用をもよおし、悪質な薬物であるという認識が根強いためです。

しかし、ヘンプシードオイルの原材料は植物の麻とは言っても、葉・穂・茎などの部位ではなく、麻の種子です。麻の部位によっても使途が異なり、成分や期待される効果にもそれぞれ違いがあります。
麻から抽出される成分で、とくに注目されるのがTHCとCBDの2種類のカンナビノイドです。

THC とCBDの2大カンナビノイドに要注目

現在、日本では大麻取締法により大麻は厳しく規制されており、THCは全面的に禁止されています。 しかし、CBDはTHCのような強い精神活性作用が確認されていないため、法律上は規制されていません。しかし、今後CBDも規制対象になる可能性があります。

麻で注目される2種類のカンナビノイドと言えば、そのうちの1つがテトラヒドロカンナビノール、これを3文字で表すとTHCです。
もうひとつにはカンナビジオールであるCBDです。いずれも分子構造について類似点が多く、化学式が同じであるため、何かと比較対象になりやすいです。
しかし、この2大カンナビノイドの決定的な違いは、原子配置はまったく異なった状態であることです。

THCとCBDはいずれも、生体を維持するメカニズムであるエンドカンナビノイドシステム (ECS) に深く作用するという点では、共通しています。
しかし、THCとCBDが大きく異なるのは、ECSへの働きかけ方です。
わかりやすく言えば、「気分がハイになる」のがTHCの最大の特徴です。
心理的な観点から言えば、メンタル面に作用して精神活性の働きがあるなど、さまざまな問題点があります。
そのため、THCが含まれた麻の摂取はもちろんのこと、栽培自体が日本国内では厳しく取り締まりされています。

しかし、CBDを摂取することにより、気分がハイになったりするケースはなく、間違った摂取をしていなければ、精神面や依存性などの面で人体に害を及ぼすリスクは低いです。

“乱用傾向の実験モデルで、CBDは、条件付け場所嗜好性または脳内自己刺激にほとんど影響を与えないように思われる。動物用薬物におけるCBD弁別モデルでは、THC代用とならなかった。ヒトにおいてCBDは、乱用あるいは依存可能性を示唆する作用を示さない。”

引用:カンナビジオール(CBD)批判的審査報告書 より
http://cannabis.kenkyuukai.jp/images/sys/information/20200921103710-DB754AC13A95C5E225F5538C81E58E6C430926661E31BAE9EA764C859E33ECBA.pdf

CBDとは

あらためてCBDについて詳しくお伝えしましょう。
おおまかですが、植物性の栄養素を総称してファイトケミカルと言います。
このファイトケミカルは、タンパク質などの6大栄養素に次いで「第七栄養素」として注目される存在です。
その中で麻特有の成分がカンナビノイドであり、その中のひとつがカンナビジオールであるCBDという位置づけです。

ヘンプシードオイルとCBDオイルとの決定的な2つの違い

CBDから作られた製品と言えばCBDオイルが人気ですが、ヘンプシードオイルとはどのような違いがあるのでしょうか。

抽出される部位の違い

CBDとヘンプシードオイル、いずれも原材料が植物の麻であることは共通していますが、オイルを製造する過程で抽出される部位に、大きな違いがあります。
ヘンプシードオイルは麻の種子の部位を抽出して製造されますが、CBDオイルの場合は、種子の部位のみで抽出するのではありません。おもに麻の種子と茎の部位を中心に抽出されて作られたのが、CBDオイルです。
つまり、原材料は同じ麻でもオイル抽出に使われる部位がそれぞれ異なるということです。

期待される効果と栄養素の違い

CBDオイルの場合は、精神的なリラックス効果・ストレス解消・不眠症の緩和など、メンタル面の改善効果が期待されます。
一方、ヘンプシードオイルは、種子由来の栄養素が濃縮されており、アミノ酸・ミネラル・オメガ3系脂肪酸・食物繊維などの栄養素が豊富です。おもに栄養補給や美容面での期待が大きいです。
抽出される部位が異なるため、期待される効果や栄養価にも違いがあることを理解しましょう。

ヘンプシードオイルの成分と栄養素に注目

ヘンプシードオイルには、必須脂肪酸のオメガ3系・6系、天然ミネラル、食物繊維や必須アミノ酸が含まれていることをご存知でしょうか?
ここからは、ヘンプシードオイルの栄養素について詳しく見ていきます。

3種類もの必須脂肪酸がバランス良く配合

油と言えば、体に悪いというイメージが先行してはいませんか?
確かに、必要以上に摂取すると健康面で良くはありません。
しかし、ヘンプシードオイルには人体では作り出すことができない良質な必須脂肪酸が含まれていることで、注目を集めています。
その必須脂肪酸とは、厳密には多価不飽和脂肪酸に分類されるオメガ3系のα-リノレン酸、オメガ6系のリノール酸、GLAのγ (ガンマ) -リノレン酸の3種類です。
必須脂肪酸を毎日の食事で摂取する場合、多めに摂取すれば良いというわけではなく、バランス良く摂ることが重要になってきます。
ヘンプシードオイルのリノール酸とα-リノレン酸の占める割合は約1対4です。
厚生労働省が推奨する1対3の比率にほぼ近く、体内で生成不可とされる必須脂肪酸をバランス良く摂取できるのが大きな利点です。
オメガ3系の不飽和脂肪酸を摂取する方法としては、毎日青魚を食べる方法もありますが、お金もかかるし、おいしく食べる工夫が必要です。
魚ミネラルをさばくのに手間がかかり、調理時のニオイも気になります。
その点、ヘンプシードオイルなら、手軽に摂取できるので便利です。

●ヘンプシードオイルはミネラルが豊富

ヘンプシードオイルには、私たち現代人に不足しがちな鉄・亜鉛・マグネシウムなどの天然ミネラルが豊富です。
現代人はミネラル不足と言われているのをご存知でしょうか?仮にミネラルが体内に不足した場合、抜け毛になるリスクが高く、肌のたるみなど老化にもつながります。

ミネラルは、健康維持と美容には必要不可欠な成分です。
人体内でミネラルを生成するのは難しく、毎日の食事で地道に摂取する必要があります。
体内にミネラルが不足するおもな原因のひとつとして、インスタント食品など加工食品や農薬が含まれた食品の摂取が挙げられます。
体内で添加物を分解・排泄する段階で、必要以上にミネラルが大幅に消費されてしまうのです。玄米・麦・雑穀米には天然ミネラル成分が豊富ですが、昔とは違い、白米が主食になった今では、ミネラル不足を招いてしまいます。
日々の食生活にヘンプシードオイルを摂り入れることで、不足しがちなミネラルを補給でき、健康と美容をカバーしてくれるというわけですね。

食物繊維

食事が野菜や果物の摂取量が少ない人も増えており、食物繊維が不足しがちです。
その点、ヘンプシードオイルの原料であるヘンプシードには、食物繊維が含まれています。
水溶性・不溶性の2種類の食物繊維が含まれている点にも注目すべきです。
水溶性食物繊維はその名の通り水に溶ける性質があり、不溶性は水に溶けにくく、それぞれ合い異なる性質です。どちらか一方の食物繊維に偏って摂取するよりは、両方をバランス良く摂取する方が、腸内環境をより良好な状態に維持できるのです。

必須アミノ酸

ヘンプシードオイルで注目すべきは、健康と美容に大きく関わる必須アミノ酸が含まれていることにあります。アミノ酸を2タイプに区分すると、体内で合成が可能な非必須アミノ酸、体内での生成ができない必須アミノ酸があります。ヘンプシードオイルには、バリン・リジン・トリプトファンなどの必須アミノ酸が含まれており、それぞれの働きは筋肉強化・体内組織の修復・メンタルの安定維持などです。

トランス脂肪酸フリー

ヘンプシードオイルでさらに注目すべきは、トランス脂肪酸が含まれていないことです。
マーガリンのパッケージを見ると、トランス脂肪酸に関する記述がありますが、おもに植物性の油脂を製造する過程で発生します。
日々の積み重ねでトランス脂肪酸を過剰摂取すると、血栓性の病気など健康へのさまざまな影響も懸念されます。
ヘンプシードオイルを製造する工程では低温で圧搾する製法が主流であり、トランス脂肪酸はゼロです。
ヘンプシードオイル自体には、トランス脂肪酸は含まれてはいませんが、1つ注意点があります。ヘンプシードオイル製品を購入する際に、他のオイル成分などが含まれている場合は、トランス脂肪酸が含まれる可能性が考えられるため、成分表示を要確認です。

ヘンプシードオイルに期待される4つの効果とは

美容・健康に良いと言われるヘンプシードオイルですが、おもに4つの効果が期待されています。

素肌を美しくする効果

ヘンプシードオイルに含まれるリノール酸には、肌の再生を促進する効果や、肌の保水力を維持する効果が期待されます。
α-リノレン酸とγ-リノレン酸も含まれており、皮膚の炎症やアレルギー、かゆみを抑制する効果も期待できます。

さらに、美肌作りに必要不可欠な必須脂肪酸・アミノ酸・ミネラル類も豊富なので、肌の内面からの美しさを引き出せることでしょう。

美髪の効果

髪を美しく維持するにはリノール酸やアミノ酸、薄毛や抜け毛を防ぐには天然ミネラルの亜鉛のパワーが必要不可欠となります。

ヘンプシードオイルにはこれらの成分がすべて含まれており、髪の保湿とツヤを維持する効果が期待されます。

太りやすい体質を改善する効果

ヘンプシードオイルを毎日食べていれば、必ずしも肥満が解消されると断言はできませんが、太りやすい体質を改善される効果は、ある程度期待できます。
ヘンプシードオイルには良質な不飽和脂肪酸が含まれており、適度に摂取することでダイエットにも良い効果が期待されます。
α-リノレン酸を適度に摂取することにより、体内の脂肪を燃焼させ、血液中に含まれるコレステロールの数値を降下させる効果が期待されます。

認知症対策として

認知症は高齢者の老化現象というイメージがありますが、ストレス社会を反映してか、近年は若年性認知症を発症するケースも珍しくはありません。
ヘンプシードオイルを摂取することで、認知症対策にも良い効果が期待されています。
その理由は、ヘンプシードオイルに含まれるα-リノレン酸などのオメガ3系の不飽和脂肪酸に秘密があります。これらのオメガ3系の不飽和脂肪酸が体内に摂り込まれると、DHAやEPAに変換されるメカニズムです。
この2種類の栄養素は脳の健康を維持するために必要な栄養素であり、記憶力や集中力の低下を防ぐ効果が期待されます。
認知症対策のひとつとして、ヘンプシードオイルを役立てられる可能性が高いと言えるでしょう。

【食事編】ヘンプシードオイルのおすすめの4つの使い方

スーパーフードとしても注目されるヘンプシードオイルですが、美容と健康面で効果的に食べるには、どんな方法があるのかご存知でしょうか?
食用として販売されているヘンプシードオイルには、良質な不飽和脂肪酸やミネラル、アミノ酸などの栄養が含まれているので、上手に活用すると良いでしょう。
そこで、毎日の食生活の中で身近に摂り入れることのできるヘンプシードオイルのおいしい食べ方・ヘルシーな摂取方法をご紹介しましょう。

野菜サラダ・マリネ・カルパッチョにおすすめ

厚生労働省では1日に350g以上の野菜を摂取することを推奨しており、野菜を食べることを日課にすることでビタミン・ミネラル不足を防ぐことができます。
そこで、野菜サラダやマリネやカルパッチョを食べる時に、ふだん使っているドレッシングにヘンプシードオイルをちょい足ししてはいかがでしょうか。
ごまドレッシングやタルタルソース、インタリアドレッシングやマヨネーズに少量のヘンプシードオイルを加えて、野菜を食べると良いでしょう。

冷たいスープに

ジャガイモをふんだんに使ったビシソワーズやコーンスープ、野菜スープにヘンプシードオイルを少量入れると良いでしょう。
ただし、ヘンプシードオイルは加熱に弱い性質がありますので、冷たいスープに使うことをおすすめします。
温かいスープにヘンプシードオイルを使う場合は、器に盛ってからその上に数滴かけて食べます。

ヨーグルトやシリアルのトッピングに

朝食にヨーグルトやシリアルフードを食べる習慣がある人は、その上にヘンプシードオイルをトッピングしても良いでしょう。
朝食にプレーンヨーグルトと季節のフルーツ、シリアルフードにほんの少しヘンプシードオイルをかけると、体内に不足しがちなミネラルや必須脂肪酸を無理なく摂取できます。

●野菜ジュースやスムージーに

ミキサーやジューサーで野菜ジュースやスムージーを作っておくと、キライな野菜でもおいしくヘルシーに摂取できます。
おすすめは、りんご・柑橘類・人参の野菜ジュースや、小松菜・バナナ・パイナップルのグリーンスムージーです。
ミキサーやジューサーにすべて材料を入れて撹拌してコップに注ぎ、ヘンプシードオイルを1~2滴垂らします。
ヘンプシードオイルを入れてから撹拌すると、摩擦熱が生じることがあります。
また、オイル成分が溜まると、後でお手入れが面倒になってしまいます。
そのため、必ず完成してコップに注いでから、ヘンプシードオイルをプラスするのが重要ポイントです。

【美容編】ヘンプシードオイルの効果的な使い方

美肌・美髪など美容の目的で、ヘンプシードオイルを使う人も増えていますが、具体的にどんな使い方ができるのかご存知でしょうか?
ヘンプシードオイルは食用のみにとどまらず、わたしたちの身近な生活の中にも取りこむことができます。
そこで、美容面での効果的なヘンプシードオイルの使い方をご紹介しましょう。

夜のスキンケアにヘンプシードオイルをちょい足し

毎日夜のスキンケアにヘンプシードオイルをちょい足しすれば、肌の保湿力アップの効果が期待できます。
使い方は簡単、ふだん使っている乳液や美容液、保湿クリームなどのスキンケア製品に、ヘンプシードオイルを1滴~2滴ほど混ぜて使うだけです。
スキンケア製品を適量手にとり、ヘンプシードオイルを混ぜて、手のひらに乗せて薄く伸ばして温めます。
この工程を加えることで、肌によりなじみやすく、乾燥しがちな肌を潤し、保湿力アップにつながります。

マッサージ専用のクリームを使う場合は、ヘンプシードオイルを混ぜて顔全体に馴染ませて5分程度そのまま置きます。
タオルで顔全体を優しく拭き取った後は、肌に柔軟性が出て、化粧水や美容液の成分がより浸透しやすくなります。

ヘンプシードオイルで頭皮・美髪ケア

ヘンプシードオイルの肌への馴染の良さを活かして、頭皮ケア・美髪ケアとしても使うことができます。

シャンプー前に、髪と頭皮をお湯でぬらしてから、ヘンプシードオイルを数滴、頭皮によくなじませます。

2~3分ほど時間をおいてから、頭皮全体を優しく揉むようにマッサージします。爪を立てないように注意し、指の腹の部分を使って、
頭皮を軽く抑えながらマッサージするのがポイントです。頭皮のコリが自然にほぐれてきて、血流アップの効果も期待できます。
ヘンプシードオイルはサラッとした手触りなので、シャンプーやトリートメントの後に使っても構いません。
毛先が傷んだ時や髪全体にツヤとハリがないと感じたら、ヘンプシードオイルを数滴髪につけてからドライヤーをかけます。
髪のパサつきが気になる場合は外出する前にヘンプシードオイルを髪につけておくと良いでしょう。

手足のかさつきが気になる部位に保湿対策

ひじ・ひざ・かかと・手の甲など、かさつきが気になる部位に、ヘンプシードオイルをつけておくと、肌の保湿に効果的です。

ヘンプシードオイルを使う前に知っておくべき4つの注意点

食用は生食が基本・加熱調理はNG

ヘンプシードオイルを食用の目的で使用する場合は、生の状態で食するのが基本です。
熱に弱い性質があり、加熱すると酸化を引き起こすため、炒め物や煮込み料理には適していません。
出来上がった料理にヘンプシードオイルを数滴かけて食べるのは良いですが、できるだけ冷たい料理にかけることをおすすめします。

過剰摂取は禁物

美容と健康に良いと言われるヘンプシードオイルですが、過剰摂取は絶対に避けるべきです。1日あたりの摂取量は、最大でも大さじ1杯までを目安としましょう。
ヘンプシードオイルにはリノール酸が含まれていますが、あくまでも適量を摂取した場合に、健康面での良い効果が期待されます。

体調・体質により使用量を適度に調節すること

ヘンプシードオイル自体は人体に害はなく、安全性が高いですが、初めて摂取する場合は、体質やその時の体調をみながら、少量ずつ摂ることをおすすめします。
とくに胃腸が弱い方や敏感な方は、初回の摂取には細心の注意が必要です。最初は少なめに摂取して、体が慣れてきたら少しずつ量を増やしていくなど、調節しましょう。

消費・賞味期限の目安を守ること

ヘンプシードオイルに限らず、オイル製品は鮮度が命です。
食用・美容用の目的で使うことが多いため、鮮度が落ちてしまっては使いものにはなりません。そのため、消費期限・賞味期限を徹底して守るのが鉄則です。
ヘンプシードオイルを常温で保存するのは構いませんが、日光の強い場所や多湿の場所で保管すると、酸化が進み、品質が劣化するためNGです。
酸化が急速に進むと、ヘンプシードオイル本来の香りや風味が落ちてしまい、変色することもあります。
たとえ消費・賞味期限前であっても、1度開封したら鮮度が落ちて品質劣化が進むので、早めに使い切りましょう。

品質の良いヘンプシードオイルの上手な選び方

ヘンプシードオイルを美容と健康に役立てるには、品質の良い物を選ぶことが大事ですが、どんなことに気をつけたら良いのでしょうか。

有機ヘンプシードオイルを選ぶ

一口にヘンプシードオイルとは言っても、さまざまな種類がありますが、高品質にこだわって選ぶなら有機栽培・オーガニックを選ぶことをおすすめします。
有機栽培であることの証としてJASマークがついたヘンプシードオイルを選んでおくと安心です。

純度の高さで選ぶ

ヘンプシードオイルとして販売されている製品でも、添加物や他のオイル成分が配合されたものもあります。品質の良さにこだわるなら高純度のヘンプシードオイルを選びましょう。

目的・用途に見合うものを選ぶ

ヘンプシードオイルを美容目的で使うのか、食用で用いるかにより、選び方が変わってきます。食用として販売されたものもあれば、美容のみの目的で販売されているヘンプシードオイルもありますので、間違えないように注意しましょう。

低温圧搾法で作られた製品を選ぶ

ヘンプシードオイルは食・美容・健康の観点から安全性の高さにこだわるべきです。
製造工程で加熱処理されると、本来の栄養素が落ちるだけではなく、品質も悪くなります。
ヘンプシードオイルは、製造過程において熱を一切加えない低温圧搾法で製造されたものを選ぶのがベストです。

信頼性の高い通販サイトや店舗で購入

通販サイトでもヘンプシードオイルが取り扱われるようになりましたが、対面販売ではないので慎重に選ぶ必要があります。
ヘンプシードオイルを購入する際には、信頼性の高い健康食品店や通販サイトで購入すべきです。
通販サイトで購入する場合は、企業概要・特定商取引法に基づく表記のページを要確認です。中には悪質な偽通販サイトが潜んでいる可能性がありますので、これらのページの有無について入念にチェックする必要があります。
製品については、内容量・成分・栄養素・価格などの蘭をチェックして、販売元企業と製造会社について必ず確認しましょう。

中古品の購入はNG

通販サイトによっては、中古品が出品されている場合もあります。
また、フリマアプリで価格の安い品物を探す人もいますが、要注意です。
ヘンプシードオイルは美容と健康に関わる品物であり、鮮度が命であるため、消費・賞味期限が不明な製品を選ぶのは避けるべきです。

フリマアプリや通販サイトに新品として出品されていたとしても、メーカーや代理店からの直接購入とは違い、品質管理や保証体制が万全に行き届いていないので、おすすめできません。

まとめ

今やヘンプシードオイルはスーパーフードとしてはもちろん、美容の面でも注目される存在となりました。
この記事では、ヘンプシードオイルの栄養素・CBDとの比較・期待される効果・食用と美容の観点からの使い方、製品の選び方についてお伝えしました。
中には、原材料が麻であることを懸念し、安心して使えるのか不安を覚える人もいるようです。
しかし、先にもお伝えした通り、ヘンプシードオイルの原材料は麻の実 (種子) の部位のみですから、粗悪品でない限り、危険性・違法性に関する懸念事項はまずないと言って良いでしょう。

ここで、食用として取り扱う場合の注意点を再度、確認しておきます。
加熱をしないこと、1日の摂取量の目安として大さじ1杯を上限とすること、高温多湿を避けて早めに使い切ること、これらをすべて厳守しておけば、まず問題はないでしょう。
日々の食事でヘンプシードオイルを摂取しても、とくに料理の味を損なう心配はなく、むしろ、栄養面でプラスになることが多いです。
美容面で使用する場合は、肌が敏感な方やアレルギー体質の方は、事前にパッチテストをして肌への反応を確認しておくと安心です。
毎日の生活にヘンプシードオイルをプラスして、美容と健康のパワーアップに役立ててはいかがでしょうか。

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目次
  1. ヘンプシードオイルの概要
    1. ヘンプシードオイルとは?
    2. ヘンプシードオイルの歴史は古代から
    3. ヘンプシードオイルの手触り感は?
    4. ヘンプシードオイルの製法は?
    5. ヘンプシードオイルの色と香りは?
    6. ヘンプシードオイルの保存期間
  2. ヘンプシードオイルとCBDとの関係性に注目
    1. THC とCBDの2大カンナビノイドに要注目
    2. CBDとは
    3. ヘンプシードオイルとCBDオイルとの決定的な2つの違い
  3. ヘンプシードオイルの成分と栄養素に注目
    1. 3種類もの必須脂肪酸がバランス良く配合
    2. ●ヘンプシードオイルはミネラルが豊富
    3. 食物繊維
    4. 必須アミノ酸
    5. トランス脂肪酸フリー
  4. ヘンプシードオイルに期待される4つの効果とは
    1. 素肌を美しくする効果
    2. 美髪の効果
    3. 太りやすい体質を改善する効果
    4. 認知症対策として
  5. 【食事編】ヘンプシードオイルのおすすめの4つの使い方
    1. 野菜サラダ・マリネ・カルパッチョにおすすめ
    2. 冷たいスープに
    3. ヨーグルトやシリアルのトッピングに
    4. ●野菜ジュースやスムージーに
  6. 【美容編】ヘンプシードオイルの効果的な使い方
    1. 夜のスキンケアにヘンプシードオイルをちょい足し
    2. ヘンプシードオイルで頭皮・美髪ケア
    3. 手足のかさつきが気になる部位に保湿対策
  7. ヘンプシードオイルを使う前に知っておくべき4つの注意点
    1. 食用は生食が基本・加熱調理はNG
    2. 過剰摂取は禁物
    3. 体調・体質により使用量を適度に調節すること
    4. 消費・賞味期限の目安を守ること
  8. 品質の良いヘンプシードオイルの上手な選び方
    1. 有機ヘンプシードオイルを選ぶ
    2. 純度の高さで選ぶ
    3. 目的・用途に見合うものを選ぶ
    4. 低温圧搾法で作られた製品を選ぶ
    5. 信頼性の高い通販サイトや店舗で購入
    6. 中古品の購入はNG
  9. まとめ